好きな女性がいたり、彼女がいる男性は、少なからず「自分だけのものにしたい」「誰にも取られたくない」「他の男とは喋ってほしくない」などの気持ちがあるのではないだろうか?そして、この気持ちからヤキモチや嫉妬となし、いずれは強い独占欲へと変わっていく。これを直したいと思っている男性も多いだろう。そこでこの記事では、男の嫉妬や独占欲を直すたったひとつの方法を紹介していきたいと思う。
そもそも嫉妬や独占欲を抱く心理とは?
そもそも、なぜ嫉妬心や独占欲を抱くのだろうか?まずはそんな疑問について解説していきたいと思う。
相手を信じることが出来ない
最も大きく働いている心理は”相手を信じることが出来ない”ということ。相手のことを心から信じていれば、深く詮索することもないし、嫉妬や独占欲を抱くこともない。
しかし、信じることが出来ていないと、
- 隠れて他の男と会っているのではないか?
- 隠していることや嘘をついていることがあるのではないか?
- 浮気しているのではないか?
というような不安にかられることもある。そして、この不安や、ヤキモチや嫉妬、そして「自分だけのものにしなければ、どこかへ行ってしうかもしれない」という焦りから、独占欲へと変わっていく。
このような感情は恋愛をしている人であれば、誰しもが感じることだが、あまりにも気持ちが強くなってしまうと、相手との関係が壊れてしまうだけでなく、「人が信用できない」という心境にもなってしまいかねない。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てない人も嫉妬心や独占欲を抱きやすい傾向がある。と言うのも、そもそも嫉妬というのは、”誰かと自分を比較して、相手の方が優れていると感じた時に生まれる感情”だからだ。
自分に自信を持って入れて、相手のことも理解できていれば、そもそも強い嫉妬心は抱かないのだ。しかし、「あなたの自信があることは何ですか?」という質問をされたときに、「○○です」とハッキリと答えられる人は多くないのが現状だ。
これが、嫉妬心を抱く男性が多い理由で、嫉妬心や独占欲が原因で女性から「重い」と思われ、交際まで発展させることが出来なかったり、別れを告げられたりすることも多い。
嫉妬や独占欲を抑えるには、相手を信じるしかない
結局のところ、嫉妬や独占欲を抑えていくには、相手を信じるしか方法はない。そして、これがこの問題の本質だ。
- 嫉妬をしていないと、自分の気持ちをごまかす
- 他の男と何をしていようと関係ないと割り切る
- 嘘をつかれても隠し事をされていても気にしない
このようなことで、自分の気持ちをごまかしていくことは、小手先のテクニックでしかなく根本的な原因の解決にはならないはずだ。そして、本当の意味で解決していくには”相手を信じること”しか方法がないのだ。
しかし、強い嫉妬や独占欲を抱えている多くの男性は、
- 信じることが出来れば楽になるのに…
- 信じることが出来ればもっと関係が良くなるはずなのに…
- 信じることが出来れば…
というように、相手を信じることが唯一の解決策であることに気が付いているはずだ。あなたもそうなのではないだろうか?
なので、この記事で「嫉妬や独占欲を抑えるには、相手を信じることだ」と書いても仕方のないこと。ということで、ここからは”どうすれば信じることが出来るのか”にフォーカスを当て、掘り下げていこうと思う。
なぜ信じることが出来ないかを明確にする
なぜ、あなたは相手の女性のことを信じることが出来ないのだろうか?何か信じられなくなるキッカケや理由があるはずだ。まずはそれを明確にしておこう。そして、より明確にするために、紙に信じられない理由を書き起こしていこう。
目で見てハッキリと分かるようにすると、頭の中だけではなく視覚的に判断することが出来るので、相手のことも自分のことも客観的に見ることが出来る。さらに、どこを改善していけば信じていけるのか、も明確になるだろう。
実は、僕は昔付き合っていた彼女に浮気をされたことがある。その後もしばらくは付き合っていたのだが、結局別れてしまった。しかし、その時に頭の中では「浮気をされたから信じられない」という気持ちしかなかったが、実際に紙に書いてみると、
- 浮気をされた
- 嘘をついていた
- 見栄をはっている
- 本当のことを話さない
- 人に心を開かない
など、浮気以外の信じられないところもたくさん出てきた。これは頭だけでなく、文字に起こし、信じられない理由を明確にしたからこそ分かることだ。
書いたことが原因で「こんなにも嫌な部分があるなら…」と冷めてしまうこともあるだろう。しかし、それはそれで良いのかもしれない。僕も紙に書いたことで、さすがにこれを全部信じることは出来ないと感じ、別れを告げたが後悔は全くしていない。
逆を言うと、紙に書いても信じたいと思う、そして相手の女性のことが好きなのであれば、あなたが相手の女性を信じられるようになるのは、”覚悟”さえあれば簡単だろう。
いきなり100%を目指さない
紙に書いて信じられない理由を明確にしても、いきなり100%を目指すと挫折する。なので、まずは10%、そして20%というように、いきなりではなく徐々に信じられるところを増やしていくようにしよう。
また、「ある程度は信じよう」と考えるのもいいかもしれない。大切なことは”信じることへのハードルを下げる”ということだ。「相手を信じている」と「相手を信じていない」というように極端に考えるのではなく、
- ○○は信じている
- △△はまだちょっと信じられない
- □□を信じるには、まだまだ掛かりそうだな
などのように、信じることが出来るポイントと信じることが難しいポイントを分けて考えていくことも重要なことだ。
ただこの時に注意したいことは、信じれない理由を探して、信じることを後回しにする要素から探していくのではなく、信じることが出来る理由を探して、信じられる要素から探していくことだ。悪い方向から探していくのではなく、良い方向から探していくようにしよう。
自分の視点を疑う
この記事は、あえて嫉妬心や独占欲が強い男性は良くないと思う、そして、それらから開放されることで今よりも女性との関係がよくなるということを書いてきている。
しかし、あなたが強い嫉妬心や独占欲を持っているのであれば、どこかで心のどこかで自分を正当化しようとしているのではないだろうか?例えば、
- 嫉妬や独占欲は、相手のことを思ってのこと
- 嫉妬や独占欲は、愛情の表れ
などなど。その一方で、強い嫉妬や独占欲は、自分にとって良いものにはならないということも感じているはずだ。
当然、「嫉妬はするべきだ!」という人もいれば、この記事のように「嫉妬や独占欲はなるべくなくしていこう!」と書かれている記事もある。大切なことはどちらが正しいかということではない。人それぞれ相手の女性に抱く感情が違って当たり前なのだ。
大切なことは、他人の意見もしっかりと受け入れられるかどうかということ。その為には、自分の視点を疑い相手の意見も聞き入れてみることも大切だったりするので、自分の意見が絶対だと考えるのではなく、柔軟な視点を持ち物事を客観的に見ることの出来る”広い視野”を持つことが重要だ。
恋愛は信じることで成長する
何度も書いてきたが、恋愛は相手がいてはじめて出来ることだ。そして、相手を信じることが出来なければ、あなたも相手の女性も成長していくことは出来ないだろう。
しかし、お互いに相手のことを受け入れ信じていくことで、支え合いながら成長していける関係を築いていけるのではないだろうか?