複数人と同時に交際し、恋愛もセックスもOKな「ポリアモリー」という恋愛の形がアメリカで流行しつつあるようだ。あまり聞き慣れない言葉なので、「ポリアモリーとは?」「浮気や不倫とは違うの?」という疑問を抱く人も多いかと思う。そこでこの記事では、ポリアモリーについてや僕の見解について書いていこうと思う。

そもそもポリアモリーとは?

ポリアモリー

一般的に、一人の人を愛し交際、そして結婚することが美しいと考えられているが、誰しも少なからず”浮気願望”や”不倫願望”を持っている。そして、実際に浮気や不倫をしている人もかなりの数がいるだろう。

また、彼女のことは好きだけど、他にも気になる女性がいて一夜限りの関係を持った男性も多いだろう。相手に悪いと思っているものの、自分の”欲”を抑えることが出来ずに実行に移してしまうことが、”浮気”や”不倫”と言われている。そして、その罪悪感やバレた時の危険性などを考え、多くの人は相手に浮気や不倫をしたことを隠し続けている。

ポリアモリーも浮気や不倫と同じように、他の女性との恋愛もするしセックスもするが、いくつか違う点も存在する。

全ての人が受け入れている

浮気や不倫と最も大きな違いは、関わっている全ての人が了承し受け入れているということ。つまり、不倫や浮気の場合は、

  • △△ちゃんと浮気しているけど、彼女の○○ちゃんには隠している
  • □□ちゃんといい感じになっていて体の関係も持っているけど、○○ちゃんという彼女がいることは隠している

など、誰かに隠して密かに行っているからこそ成立するが、ポリアモリーの場合は、○○ちゃんも△△ちゃんも□□ちゃんも、全てを把握し受け入れているということ。つまり、簡単に言うと、全員が同意の元での浮気や不倫ということだ。

順位をつけず、全員を誠実に愛している

さらに、ポリアモリーの場合は、複数の相手に順位をつけず、全員を誠実に愛しているという特徴もあるようだ。浮気などの場合は、いわるゆ”本命”の相手がいて、出来心や倦怠期などが原因で”遊ぶ”相手を見つけることがほとんどだ。

なので、ポリアモリーでは、全ての相手が1番であり優劣はないというスタイルが基本となっていて、複数いる相手のうちの一人としてではなく、本気で交際している恋人として考えていくとのこと。

「順位をつけずに全員を誠実に愛する」と言葉で聞くと簡単そうにも感じるが、実際やるとなるとかなり難しいことが想像出来るので、本来のスタイル通りポリアモリーの恋愛が出来ている人がどれだけいるかは疑問だが、以上が浮気や不倫とポリアモリーが違う点だ。

要するに浮気や不倫を”正当化”する恋愛の形

ややこしく書いてきたが、ポリアモリーについて一言でまとめるとするならば、

  • 浮気や不倫を正当化しようとする恋愛の形

という言葉がピッタリだろう。

先ほども書いたように、ほとんどの人は少なからず「恋人以外との恋愛をしたり、体の関係を持ちたい」という浮気願望を持っている。しかし、多くの人はその願望を抑えているか、相手にバレないように願望を叶えていっている。

その中で、「皆、他の人と関係を持ったり恋愛をしたいと思ってるんだったら、堂々とすればいいじゃん!」という恋愛観に共感した人たちの集まりがポリアモリーだ。

もちろん、色々な恋愛の形があってもいいし、

  • じゃあ俺もそうしよう!
  • 可愛い女性ではなく、ポリアモリーを受け入れてくれる女性を探そう!
  • いやいや、どう考えても浮気に合意するのは無理でしょう

など、人それぞれ感じることは違うかと思うが、ここからは僕の見解についても書いていこうと思う。

ポリアモリーの襲撃によって”モテない人”は大打撃を受ける

ポリアモリー

ポリアモリーが流行することによって、浮気願望や不倫願望がある人は「よし!」と思うかもしれないが、甘い汁を吸うことが出来るのは一部の人達だけだ。大半の人は、ポリアモリーのような恋愛がしたいと思っていても、結局できずに終わってしまうだろう。

モテる男だけが甘い汁を吸うことになるのがポリアモリー

と言うのも、そもそもモテなければ浮気も不倫もすることは出来ないからだ。そして、モテる男が複数人の女性と交際し、全ての人と誠実に恋愛をしていくことによって、どんどん”残っている”女性の数は少なくなってくる。

するとどうだろう?

モテない男性に残された女性の数は減り、その中から選ばなければならないので、さらにモテなくなるのではないだろうか?その一方で、モテる男性は次々に女性を見つけ、良い思いをしていくはずだ。

もちろん、ポリアモリーが流行したとしても、「自分もこんな恋愛がしたい」と思い、実際に行動を起こす人はごく僅かだと思う。しかし、”浮気”や”不倫”に対する偏見や罪悪感、そして抵抗感はどんどん薄れていくはずだ。

そうなってくると、複数の女性と交際している男性は思うがままに女性を手にしていくことが出来るが、そのしわ寄せは全て彼女のいない男性に押し寄せてくるだろう。

全員が心から合意していなくてもポリアモリーは成立する

ポリアモリーのスタイルは、全員が合意の上で全ての人と真剣に交際するというスタイルだが、実はこのスタイルは日本でも行われている。

少し前になるが、バカリズムさん脚本の「10人の黒い女」というドラマは、まさにポリアモリーの恋愛を描いたような内容になっていた。内容を簡単にまとめると、

主人公の風は、妻がいながら9人の不倫相手を作り、妻も不倫相手もそのことを知っている。風は誰かを特別視するわけでもなく全ての女性を誠実に心から相手している。そして、風が10股(妻+9人の不倫相手)をしていることは、全ての女性が分かっていているものの、風のことが好きだから別れられずに関係を続けている。

というもの。

10股という人数の多さからドラマ感が漂ってきて現実味がないが、これが妻+1人の愛人の2股だったらどうだろうか?

愛人ははじめは奥さんがいることは知らなくて好きになったけれど、付き合って初めて妻がいることを知る。しかし、相手のことが好きだから別れたくない。

この場合は、妻が不倫を受け入れていれば、ポリアモリーのような恋愛は成立する。そして、「アメリカで流行」とあるが、日本でもこのような恋愛の形はすでに存在しているのだ。

日本でも流行する日はやって来る?

では、ポリアモリーのような恋愛の形が日本でも流行することはあるのだろうか?これはおそらくNO。流行したとしても、いわゆるマイノリティーで、多くの人が理解出来るような恋愛の形ではないからだ。

しかし、受け入れられるまでに時間はかかったが、近年では「LGBT(レズ、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)」という言葉を耳にする機会も増え、彼ら彼女らの恋愛の形を理解しようと考える人も増えてきている。

このように、自分とは違う恋愛観を受け入れる体制が整ってきているので、ポリアモリーもひとつの恋愛の形として定着する日がやってくるのかもしれない。

現在は、まだおおっぴらに取り上げられているわけではないので、多くの人が知っている恋愛の形ではないが、個人的には「ホンマでっかTV」などで「今、アメリカでポリアモリーが大流行しているんです!」やばい~やばい~的な取り上げられ方がするんじゃないかと思っている。

とは言え、あくまでもポリアモリーも1人の異性との関係を大切に慎重に築いていくのが基本だ。1対1の関係を築けないことには、ポリアモリーもくそもないので、まずは1人の女性を見つけていくことが大切になってくるだろう。